まだ一緒に韓国・朝鮮の歌を歌ったり、踊ったり、賑やかにごはんを食べたり はできないけれど、ハルモニたちの待ちわびていた「トラヂの会」、ようやく一歩再スタートです。
10月20日(火)、在日コリアン高齢者交流クラブ「トラヂの会」の活動を、コロナ対策に極力気を配りつつ、本当に久しぶりに再開しました。
3月から7か月半に渡って開催することができないまま、参加者のみなさんとは細々と情報交換を続けてきましたが、「みんなに会いたい!」という声が大きくなり、会食抜き、短時間での開催という形で、ようやく再開の運びとなりました。
コロナ前の「トラヂの会」は、週に1度、一緒に歌ったり踊ったり、カラオケをしたり、韓国料理のお昼ごはんをみなで囲んだり、という会だったので、コロナ感染のリスクを考えるとなかなか再開ができませんでした。また「トラヂの会」は毎回の参加者が約50人と人数が多かったこともあり、参加人数が10人ほどの「ウリマダン(識字学級)」と比べても、再開に時間がかかってしまいました。
再開に当たっては、「トラヂの会」は桜本保育園で開催しているので、入口を別にして保育園児との交差を回避することとし、マスク、手指の消毒、 密の回避、 換気etc.を遂行。まずは静かなお喋りと簡単な体操などから再スタートすることにしました。
これからも毎週の開催を続けていきたいので、体調が悪い時は無理をせず、みなで「トラヂの会」を守っていくことを確認しました。
この7か月半の休止では、給付金の申請や入管在留更新の手続きなど、トラヂの会を開催していれば、情報がしっかり行き届いて、お手伝いもスムーズにできたはず、と歯がゆく残念な思いをすることがいろいろありました。トラヂの会を毎週開催することの意義として、ハルモニ同士の情報交換や支えあいの活動が行われてきたことも再確認しました。不安がぬぐえない時期だからこそ、交流を止めないことを守っていきたいです。(M)
※「トラヂ」は韓国・朝鮮語で「桔梗」の意。