崔命蘭さんの朝鮮半島での暮らしが本になりました


トラヂ会やウリマダンに参加されている、崔命蘭さん(92歳)の生活の記憶が、素敵な1冊の本になりました。高麗博物館の研究会会員・永津悦子さんが、命蘭さんのもとに通いつめ、さらには崔さんの生まれ故郷も訪れて昔をたどり、完成された力作です。

戦後74年が過ぎ、植民地時代の朝鮮半島の暮らしを、これほど鮮やかに記憶し、語れる一世の方は、もうほとんどおられないのかもしれません。

ほぼ自給自足の暮らしや、農家の女性の一日など、その詳細を知ることで、私たちは命欄さんの人生に出会い直すことができますし、また、この本を読んでさらに様々な韓国・朝鮮の方たちの人生にまで思いを馳せることは、今の私たちにとってとても大事な作業かもしれません。(S)

(家の間取り図や、農機具・生活用具などのカラー写真も収録されています。)

本の購入をご希望の方は、メールにてお申込みいただければ、請求書を同封して郵送します。1800円 (送料別)です。

販売窓口:青丘社 三浦  E-mail:miura☆seikyu-sha.com (☆を@に換えて下さい。)

◉もくじ◉

• 第一章 渡日まで 結婚前の家族/学校でのこと/子どもの時にしたこと/故郷の名所/結婚/渡日

• 第二章 自小作農家のくらし ほぼ自給自足で/住まい/食糧生産・食事/現金収入になった作物や仕事/肥料/飼っていた動物/焚き木/法事/占い

• 第三章 自小作農家の女性 家事を仕切るのは長兄の嫁/ご飯作り/水汲み/衣類作り/洗濯/育児/女の人生は「生まれて、嫁いで、死ぬ」その三つだけ

• 付録 資料写真 一:霊山民俗展示館とその所蔵品/二:故郷/三:崔命蘭さんの所蔵品から/四:川崎市ふれあい館「ウリマダン」で作った作品から

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