コロナ前に戻るのではなく、さらなる世代間の繋がり、地域への広がりを目指します。
いよいよ、中断や縮小を余儀なくされていた地域の諸活動やイベントが、再開しています。コロナ感染がなくなるということではないですが、工夫しながら、コロナ感染に向き合って活動を再開、活性化することが求められています。元のようにすぐ戻るというより、作り直しを迫られています。
◇ふれあいフェスタ 開催
中断していた文化学習活動の発表の場である「ふれあいフェスタ」が、今年2月26日に再開されました。卒業を控えて、プンムルをリードした6年生たちをはじめ、子どもたちが活躍しました。
昔、チャンゴや舞踊を習った子どもたちが、親になり、先生に挨拶し、わが子を文化サークルに通わせている姿に接し、育まれる文化活動の継続の力を感じました。
◇キムジャンの取り組み
コロナの間隙をぬって、2月23日、24日にキムジャン(キムチづけ行事)を開催しました。
ふれあい館が始められたころ、識字学級に通うハルモニたちがふれあい館の玄関でたくさんのキムチをつけ、字を教えてくれるボランティアのみんなに配っていたころ、キムジャンの担い手は在日一世のハルモニたちでした。それ以来毎年キムジャンは続けられていましたが、だんだんがんばりすぎて体調を崩す人も出てきたので、小さく、若い人で続けられてきました。
それでも、世代をつなぐキムジャンの場を復活させたいと、先月、3世の若者が、2世のオモニに参加を求め、キムジャンを行いました。
家では準備と片付けが大変だけど、みんなで集まって、ワイワイ言いながらキムチをつけるのはほんとに楽しいという感想を持ちました。蒸し豚につけあがったキムチをまいて、口にほおばるのが、キムジャンの醍醐味だそうです。
来年は、もう少し広げて世代と民族を結ぶ交流事業として取り組みたいねと話しました。
◇「春の祭」も復活します!
3年間中止していた「おおひん地区春の祭」。町内会のみなさんが今年はできる範囲で再開しようと、開催を4月16日(日)に決めました。
まちの文化活動も停滞していたので、舞台での発表に参加してくれる人はどれくらいいるのかわかりませんが、この祭りを通じて、「再開しましょう、出会いと交流、まちづくり」を訴えていこうとみんなで取り組みが開始されました。(M)