まさくんの思い出を語る素敵なひと時を持ちました。

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2016年 川崎市中央療育センターで、職員が添い寝中に窒息死してしまった まさくん は、さくらもと保育園出身。先日まさくんの思い出を語る会を開催しました。また、事故の検証を求める動きも始まっているので、青丘社として応援していきたいと思います。

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2016年12月26日未明、清水正和くん(当時さくら小学校3年生)が川崎市中央療育センターにて短期入所中に、寝込んでしまった職員の下敷きになり窒息して亡くなるという痛ましい事件が起きてしまいました。

正和くんは、2歳の時から青丘社が運営する日中一時支援「そら」や桜本保育園、放課後等デイサービス「ちぇりー」を利用し、さくら小学校に通う、この地域で育ってきた子どもでした。正和くんに関わってきた私たちは、事件当時から9歳の元気な子が、なぜ窒息で亡くなったのか?という疑問が拭えず、当然川崎市による詳しい検証が行われるものと思っていました。しかし1年2年と過ぎても検証が行われないため、有志による「川崎市中央療育センター入所施設児童死亡事件の検証を求める会」をつくり、市議会での質問等を通して第3者による検証を求めてきた結果、ようやく今年の9月から検証作業を行う有識者会議が発足しました。

9月27日には、保育園、学校、放課後等デイサービス、地域の公園などで見せていたたくさんの「まさくん」の思い出を語り合い、みんなで共有して忘れないための集いを桜本保育園にて行いました。コロナ対策を講じながら、ご家族と関係者20数名が集まり、笑顔いっぱいで人気者だった正和くんの生き生きとした姿が目に浮かぶたくさんのエピソードを聞くことができ、歌を披露してくれる人もいて、とてもあたたかい会となりました。

今後も、障がいのある子も含めたすべての子どもの人権が守られ、同じような悲劇が二度と起こらないための検証となるよう、青丘社として「検証を求める会」を応援していきます。

西巻奈美(青丘社・ほっとライン/検証を求める会代表)

○検証を求める会 ホームページ http://peraichi.com/landing_pages/view/masakazu