ウリマダン(識字学級)も7月から週一回の元通りのペースに。ハルモニたちは自粛期間中の想いを書いて、切り絵の下に貼り、一つの作品に仕上げました。
ウリマダンもやっと今月から通常に戻り、共同学習者も元通りの人数参加して、この7月8日(水)はとても活気のあるウリマダンとなりました。
ハルモニたちは、6月の久しぶりのウリマダンで長い間の寂しくて張り合いのなかった毎日について語り合ったことを思い出したり、新コロナについての思いを深めたりしながら、自分の書きたい言葉を選んで書きました。
良葉(ヤンヨプ)さんは、新コロナで思い出した子どもの頃のこんなエピソードを書きました。
コロナが今、これ以上はびこると、人間はどうなってしまうだろうと不安になることがあります。/昔、私が子どものころ、ご近所にすてきなお姉さんがいらしてたけど肺病で一人おへやにいました。私はこっそりあいに行き、顔は見ましたが、話はさせてもらえませんでした。かわいそうだなと思ったことをこんかいのコロナでおもいだしました。
ハルモニたちの心の中には、家にいる間にたくさんの思いが溜まっていて、文字を書いて自分の気持ちを表現するということに飢えていたのかもしれません。この日はハルモニたちの出席率も高く、やる気も満々。集中して作文を書き上げ、各々が6月に作った切り絵と組み合わせて、素敵な作品ができ上がりました。
80歳90歳になっても、集中して書き続けるハルモニたちの姿を見て、「すごいなあ。いくつになってもできる事はいっぱいあるんだと教えられました!」と、共同学習者のMさんが感心していました。まだ今は新型コロナの情勢がどうなっていくか分からないので、今後も気を付けながらの開催となりますが、やはりハルモニたちの生きるエネルギーに繋がっていると今回も実感させられたウリマダン。続けていくことが何より大事だと改めて感じました。(H.S.)